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【人間福祉学コース2024】教員インタビュー 楊慧敏

印刷用ページを表示する 2024年10月16日更新

教員インタビューPart1 楊慧敏(よう けいびん) 先生

主な担当科目   :ソーシャルワーク実習、大学基礎セミナー

研究キーワード:高齢者福祉、介護保険、ヤングケアラー 

趣 味      :パンを作ること ベランダで野菜を育てること 山登り

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Q1  今現在取り組んでいる研究を紹介してください。

  私は介護保険およびヤングケアラーに関する研究に取り組んでいます。 

  高齢家族の介護をめぐるその本人および家族のつらさや悲しみを目の当たりにした私は社会福祉学を勉強したく,日本への留学を決めました。日本語学校を経て大学院に進学し,修士論文および博士論文は日本と中国の介護保険制度について書きました。 

  そして,博士論文を執筆した時,ヤングケアラーに関する論文と書籍を読みました。「小学生から祖父の見守り,食事の用意や洗濯などの家事をしてきた私はもしかしたらヤングケアラー?」と疑問に思いました。そのきっかけでヤングケアラーに関する勉強および研究をするようになりました

Q2  専門分野を志すようになったきっかけがあれば教えてください。

​私は高齢者福祉の「介護」にこだわってきました。その理由は、幼少期に脳梗塞で要介護になった家族の苦しみ、そして介護をめぐる家族の戸惑いを目の当たりにしたからです。そして、苦しんでいた家族の見守り以外できることがなく、無力感を感じました。その無力感は後の日本への留学、高齢者福祉とヤングケアラーの研究につながりました。 

Q3 受験生や在校生へのメッセージをお願いします。

 異文化コミュニケーションをしながら福祉を学びましょう。そして、福祉を通して私たちの生き方や社会のあり方について楽しみながら一緒に考えていきましょう。