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2025年9月3日から9月5日に台湾,台中のアジア大学で開催されたThe 28-th International Conference on Network-Based Information Systems (NBiS-2025)に参加し,口頭発表を行いました。
研究発表
この学会はパワーポイントを使用して自身の研究内容を発表する口頭発表のセッションのみで,参加方式は現地参加とオンライン参加の2種類でした。今回,私は台湾のアジア大学を実際に訪れ,口頭発表を行いました。
私自身,国際学会に参加することは2度目ですが,今回が初めての口頭発表でした。また,海外を訪れること自体も初めてで,ワクワクする気持ちもある反面,少し緊張もしていました。さらに,私は学会初日,最初のセッションの最初の発表者だったため,トップバッターということもあり,不安が大きかったです。
学会が始まると,オープニングセレモニーや研究者のトークが終了した後,すぐに私の出番はやってきました。私のセッションでは小規模のホールのような会場に,聴講者が20人ほど集まっていました。発表時間は15分ほどでその後,質疑応答が行われました。私はお盆が明けたごろからほぼ毎日研究室に来て,繰り返し口頭発表の練習をしてきました。練習の成果もあり,本番では言葉を詰まらせ,メモを見ることもありましたが,それほど緊張をすることなく,前を向いて堂々と発表することができました。日頃の練習の成果がしっかりと出せたため,悔いのない発表ができたと思います。
発表が終了した後,質疑応答がありました。私の発表では2人の聴講者が質問をしてくれました。しかし,英語の質問を英語で返答することは簡単なことではなく,2人の質問に対しても納得のいく答えを返すことはできませんでした。こればかりは圧倒的な経験不足と自分の英語力のなさを痛感しました。これをふまえて,日頃から英語の勉強をしておくことの重要性を感じ,それとともに,国際学会での発表の大変さを経験する良い機会となったと思います。また,この学会発表に対して準備をしていくなかで,発表資料の出来やプレゼンテーションの技術が去年の自分とは明らかに向上しているので,自分の成長を実感することができ,改めて大学院へと進学して良かったと思いました。
台湾での食事
国際学会では,学会の各日程が終了すると,レセプションとバンケットなどの食事会があります。今回は両方のパーティに参加しました。レセプションではビッフェ形式で自分の食べたい料理を選べました。また,台湾のビールが自由に飲めたので嬉しかったです。台湾の料理は全体的に甘いものが多く,独特な味もありましたが,どれも美味しかったです。バンケットでは,どちらかというと中華料理のような料理がテーブルに並べられ,沢山の料理が提供されるのでお腹いっぱいになるまで料理を堪能することができました。日本にいると海外の料理を食べる機会はなかなかないので,非常に楽しい経験となりました。
また,学会以外でも,北京ダックが有名なお店に訪れ,美味しい北京ダックを食べたり,小籠包やマンゴーかき氷を食べたりと,現地の様々な美味しいものを食べたので,とても楽しかったです。こういったことができるのも国際学会ならではの楽しみだと考えます。
学会を終えて
国際学会での自身初の口頭発表だったこともあり,準備の段階では非常に不安でした。しかし,練習を何度も繰り返したおかげで,発表自体は自信をもって行うことができました。海外で行った今回の学会発表は,多くの人の前で,英語で発表するという大変貴重な経験ができたと同時に,それによって今後の発表への自信がついたと考えます。また,前述したように,大学院/5年一貫制度で集中して研究活動に取り組んだ結果が着実に力になっていると感じます。大変な時もありましたが必死に取り組んできて良かったと思いました。このような機会を与えてくださった先生にも感謝し,今後もこのような学会発表への参加をモチベーションとして,さらに研究活動に励んでいこうと思います。